時代系のジャンルでは誰でも一度は通る前世もの。
たとえば戦国の記憶を持ちつつ現代社会で学生してたりリーマンやってたりとか。
でも今回はちょっと逆の発想をしてみましょう。
前世というものを設定するなら、戦国時代に生きてた時よりさらに前世もあるはず。
あの時代がスタートとは限らないわけで、もっと昔にふたりはどこかで出会っていたんじゃないかしら。
そう、一万年と二千年前から...。
というわけで、佐和山縄文編です。
左近と殿in縄文時代、竪穴住居で同棲。
殿が家事をして、左近が狩猟に出かけます。
左近「じゃあミツナリさん、狩りにいってきますよ。」
殿「ああ。帰ってくる頃にはうまいどんぐりパンが焼き上がっているからな。
たのしみにするがいい。」
左近「はははは。ミツナリさんのどんぐりパンはいつも黒こげじゃあないですか。」
殿「なっ、今日こそは!今日こそはうまく焼き上げてみせるのだよ!!」
左近「わかりました。楽しみにしてますよん。
左近も大きなイノシシ、狩ってきますからね。」
殿「サコン...気をつけて。」
でも左近は、それきり帰ってはきませんでした。
一緒に狩りに出たユキムラの話では、山で一番大きなイノシシを狙おうとして
崖から転落したそうです。
崖の下を探しても、サコンの姿はとうとう見つからなかったのです。
「サコン...どんぐりパン、ふっくら焼けたのだよ...
はじめて焦げずにふっくら焼けたのだよ...
それなのに、なのに、痴れ者め...」
それからもミツナリはサコンを待ち続けたのでした。
ふたりが暮らした、佐和山の竪穴式住居。
戦国で再会したとき、縄文の記憶はもうふたりにはなかったけど、
左近が「たぬき狩り」とか「画餅」とかいう度になぜだか
ドキっとする殿だといいな。ドキっと...土器だけに。
これ思いついたときには、
“すっげぇおもしれぇぇぇ!!!この発想、我ながら神!!”
...って思ったけどいまこうして文章にしてみて
それが深夜のテンションだったことを思い知りました。
調子に乗った戒めとして晒しあげておきます。
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