ネットで見たんですけど、生ハムって1本買いできるんですって。
そしてその脚1本を原木と呼び、専用のホルダーとナイフで少しずつ削っていただく...。
そもそもが保存食なので室温でも長持ちするし、毎日食べても2〜3ヶ月保つ分量。
ちょっとおしゃれなバールでしかいただくことができなかった生ハムがご家庭でお気軽に、
しかも好きな時に好きなだけ!
おうちで生ハムが待っていると思うとおうちに帰るのも楽しくなってしまうというもの。
自宅で過ごす時はいつも生ハムが貴方のおそばに。
そしていつしか生ハム原木はかけがえのない存在となり、名前なんてつけちゃったらもうアウト。
左近は生ハムの原木に密かに恋人と同じ『三成さん』という名前をつけました。
本物の三成さんはアルコールが苦手でなかなかお酒につきあってくれないけど
原木の三成さんは左近のお酒の良いお相手です。
職場で同僚に誘われても「すみませんね、うちで三成さんが待っているんで」って帰る左近を
同僚の皆さんはあいかわらず仲良いなちくしょーって思っているんです。
そんな左近の蜜月もそう長くは続きません。
左近が愛すれば愛するほど、やせ細っていく三成さん。
どうしよう!このままじゃ三成さんが骨だけになっちゃう!
でも三成さん抜きの生活なんてもう想像できない!
そして左近が考えたのは---。
っていう、なんか怖い話っぽくなりましたが生ハム原木1本買い、憧れです。
自分へのご褒美に買っちゃおうかなぁ。